音楽について語っているブロガーのみなさん、こんにちは。
ブロガーなら別に音楽ブログじゃなくても、音楽についての記事を書くのは普通のことだと思う。そのときにいわゆる曲の良さ、つまり抽象化された楽譜としての良さ、音色や音質がオミットされたものとしての良さばかり語られていて憤りを感じている。
「そんなことないよ!」という人ならごめん、謝る。あと、オミットは前から使ってみたかった。
言いたいことはタイトルですべて終わっている。
ただ、初めは「サウンド」の部分を「音質」と書こうとした。そうしなかったのは、「音質の良さ」とするとHi-Fi*1とかピュアオーディオの話として捉えられかねなかったから。
そうじゃなくて音自体の心地よさ、好みについて言っている。
で、結局ブリグリの話になっちゃうんですけどね
私とて、the brilliant greenばかり聴いているわけではない。
他にも好きな曲はある、一部は以前まとめた。
でも、近頃は曲自体(メロディ、コード、リズムなど)の良さばかりで、音の良さというものを忘れていた。そういうことに、さっき気づいた。
いや、というより最近the brilliant greenを聴かなかったので思い出したんだ。さっき聴いたから。
the brilliant greenは曲自体の前に音そのものがいい。
あえて言おう、the brilliant greenを聞いていると私は達するより気持ちいい。*2これは本気と書いてマジで言っている。
何がそんなにいいのか
わからないけど、他のアーティストでは感じられない。
明らかにサウンドだけで好きなんだ。
アナログ感
制作を行っているのは、メンバーの奥田俊作。
彼は、未だにテープ録りを行い、ミキシングコンソールでミックスしている。それによるサチュレーションなのかなんなのか…。
音としての歌声
サウンドの良さにはもちろん、川瀬智子の声質も含まれている。
歌声でいうと彼女の声が一番好み。かすれ気味の声質と、女性では珍しいほど出る*3低音。近頃は少し甘くウェットな声質になり、少し残念。
聴いてほしい、聴いたことがあっても
私は様々な音楽について人よりも知らない方だと思う。
だから匹敵するものは見つけられていないし、見つからない気もする。
だけど、あまりthe brilliant greenをちゃんと聴いたことがないならば、ぜひぜひ聴いてみてほしい。
もちろん、人によって好みは違う。
そんなことはわかっている。99.999999999%わかってもらえないかもしれない。
それでも聴いてほしい。わかりあえる人に出会うために。
そんで、おすすめ
曲自体の良さについては以前から書いている。
それに対し、今回のおすすめはサウンドの良さで選んだ。
サウンドといってもいろいろあるが、私にとって一番いいのはベストアルバムの『complete single collection '97-'08』。
the brilliant green complete single collection’97-’08
- アーティスト: the brilliant green
- 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS
- 発売日: 2008/02/20
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過去のシングルがすべてリマスタリングされ、一部のトラックはミックスからやり直されている。
音は、歪んでいるし、むしろ割れている。顕著なのはM-2『goodbye and good luck』。
だけど、心地よいんだ。
もちろん、音質が良い音も気持ちいい。
録音の良さで選ぶなら2ndアルバムの『TERRA2001』。
- アーティスト: the brilliant green,川瀬智子
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 2000/10/01
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M-4『CALL MY NAME (ENGLISH VERSION)』のギターとドラムスは高い解像感。
M-5『Maybe We Could Go Back To Then (76 VERSION)』もいい。「76」というのはテープの回転数で、シングルに収録されたものよりも音質が良い。聴き比べてもわかんないけどね。
iTunesなどではなくCDを紹介したのは、できるだけいい音質で聴いてほしいから。
ぜひCDを手に入れて、手持ちの最高の環境で聴いてみて。