書こう書こうと思っていた中、7thシングルの発売が発表され、このままでは本当にお流れになってしまうと感じたので今更ながら書きます。
基本情報
- 作詞:秋元康
- 作曲:前迫潤哉、Yasutaka.Ishio
- 編曲:APAZZI
- BPM:164
- 4分の4拍子
- C#マイナー
- 音域:G#2-B3
レビュー
ダサいと感じさせるポイントはいろいろあるんだけど、なんでそんな曲をそのまま持ってきたんだろう?って思った。初めて聴いてから半年近く経って、ようやくわかったような気がする。それについては後述。
まずはそのポイントから。
イントロの“HEY!”はヤバい。
|C-G---F---E-C---|B-G---F---E-C---|(調号省略)
にしても
|B-C-C-C-C-C-B-C-|--C---C-B---C---|
にしても、繰り返しフィーチャーするほどのものとは思えない。
メロディの構成としては、パーカッシブな部分とメロディアスな部分で構成されている。前者は悪くないと思うが後者は微妙。
ここまで「部分」について述べてきたが、この曲に漂うダサさの原因はむしろアレンジにあるように思う。全体的に単純にし、「ロック」って感じを前面に押し出してきている。循環コードを基調としたコード進行はすぐに覚えられることだろうし、コード自体もトライアドで変わったコードも無い。単純と言ったがバカにしているわけではない。ロックとはそういうものだ。
問題は作ってみた感というか…洗練されたサウンドのロックではないところにある。そして、冒頭の件に到達するが、それは狙ってやっているのではないだろうかということだ。安っぽさを楽しむ曲というか、これはこういう曲なんだということにこの曲のアイデンティティーがあるのではないかと思う。
良いところとしては、サビの「G#-G#-G#-G#-G#-」というメロディと相まってM7っぽくなるところ。