高速インストールを利用して仮想マシンを追加した場合は自動でインストールされるParallels Toolsですが、そうでない場合には手動でインストールする必要があります。続いてはParallels Toolsをインストールしていきます。
Parallels Toolsとは、画面解像度の動的な変更やCoherence モード、クリップボード共有など、Parallels Desktopならではの便利な機能を使えるようにするためのツールです。入れておいて損はないのでぜひ入れましょう。他に提供される機能はこちらのページをご覧ください。
前回の記事はこちら
Windowsシステム イメージ(.vhdx)からParallelsに移行する方法
Parallels Toolsをインストールする方法
1. 仮想マシンが起動した状態で、黄色い三角の「!」マークをクリックし、「Parallels Tools のインストール…」をクリックします。
2. 「続行」をクリックします。
3. インストールが自動的に開始されない場合は、エクスプローラーからCD/DVD ドライブをダブルクリックします。
4. ユーザー アカウント制御画面が表示されるので「はい」をクリックします。
5. インストールが始まります。
6. インストールが完了すると自動的に再起動します。
手順はこれで完了です。
ディスク領域の縮小
Boot Campのディスクイメージを復元したので、仮想ハードディスクにはMacintosh HDなど無駄なパーティションが存在します。そういった領域を削除し、余分に確保していた仮想ハードディスクの容量を削減しましょう。
Windows標準の管理ツールではパーティションを移動して詰めるといったことができないので、以下のようなフリーのパーティション管理ツールを使いましょう。
パーティションを整理したのち、前回の記事を参考に仮想ハードディスクの容量を使用する値に設定します。
Time Machine用の設定
仮想ハードディスクは大きな一つのファイルなので、仮想マシン上でファイルを一つ変更しただけでも何十GB以上もTime Machineのバックアップ対象になってしまいます。かといってTime Machineのバックアップ対象から外してもトラブルからの復旧に不安があります。
そこで、Time Machine向けの設定を行います。Parallels DesktopにはSmartGuardという機能があります。
SmartGuardの設定
1. 仮想マシンの設定画面で「バックアップ」タブのSmartGuardにチェックを入れ、「詳細…」をクリックし、「Time Machine 用に最適化」をチェックして「OK」をクリックする。
2. 画像は設定が有効な状態。
参考
Windowsのライセンス
Boot Campから仮想マシンにハードウェア構成が変化したのでライセンス認証が通るか不安でした。ですが、無償アップグレードしたWindows 10でもWindows 8.1のプロダクト キーで無事認証できました。
Parallels Desktop 12 for Mac Retail Box JP (通常)
- 出版社/メーカー: Parallels
- 発売日: 2016/08/23
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