訳あってMacBook Proを修理に出していました。ありとあらゆることがあったので、メモしつつ共有すべきことは共有しようと筆をとりました。筆とは言いつつ、実際には素手でキーボードを叩いているのですが。別にAppleからひどい目にあったわけではありません。たくさん書くことがあるので、この記事を案内ページにしようと思います。
症状
- ディスプレイのコーティングが剥がれている
- 購入当初からSDカードが認識されないことがある(その場合、システムレポート > ハードウェア > カードリーダーに「このコンピュータには Apple 内蔵メモリ・カード・リーダーがありません。」と表示される)(再起動すると直る)
計画
バックアップのついでにBoot CampからParallels Desktopに移行しようと思いました。
環境
macOS + Boot Camp (Windows 10) -> macOS w/ Parallels Desktop (Windows 10)
修理に出す前
基本的には以下のページを参考にしてください。
本記事に書いてあるのはやったことなので、私の環境特有のことが書いてあります。
ロジックボード交換に備え、iTunesアカウントなどの認証は解除しておいた方がよいようです。
Time Machineから除外されている項目のバックアップ
Time Machineでバックアップされないファイルやフォルダを手動バックアップします。対象は、システム環境設定 > Time Machine > オプション… > [バックアップ対象から除外する項目:]にあります。
Time Machineでバックアップ
電源アダプタ、Time Machineディスクを接続し、バックアップします。
BOOTCAMPドライブの余分なデータの退避
Boot Camp領域のバックアップと復元が速やかに行えるよう、重いユーザーデータを退避しておきます。
Windowsのバックアップ
Windows標準のバックアップ機能は以下の記事でまとめました。
私の場合は「バックアップと復元(Windows 7)」を使いましたが、サードパーティソフトウェアを使った方がいい気がします。
Windows 10 1607にアップグレード
私のWindows 10は無償アップグレードを行ったものなので、Parallelsに移行し、コンピューターの構成が変わったと認識された場合、Windows 10を購入しなければならなくなる可能性があります。そのため、Windows 10 1607 Anniversary Updateで導入されたライセンスとMicrosoftアカウントのリンク機能を使うためにWindows 10をアップデートします。詳しくは以下の記事。
結果としては、この記事にあるようなBOOTCAMP以外のパーティションが破壊される事態は起こりませんでした。
ちなみに、1607にアップグレードしたら以下の記事の対策を行っていてもWindowsからMacintosh HDが見えなくなりました。
Windowsライセンスの紐付け
BitLockerを有効に
サポートページにFileVaultを有効にしてくださいと書いてあったので、Windowsでも暗号化が必要かと思いオンにしてみました。
修理
1.
2.
旧PCとの戦い
修理中に使うPCとして前使っていたやつを引っぱり出してきたのですが…
旧PCはWindows Vista搭載機。もう買ってから9年が経つんですね。Vistaのサポートが2017年4月11日に終了するので、このPCを代替機として使えるのもあとわずかです。
古いせいか幾多のトラブルに遭遇しました。
トラブル1
トラブル2
トラブル3
トラブル4
修理から返ってきた後
復元
初期化されていたのでTime Machineから復元し、除外項目は手動で復元します。
Boot CampをやめるのでCore Storageに戻す
Parallels Desktopのインストール
システム イメージから仮想マシンに復元
おまけ
BOOTCAMPドライブの余分なデータの復元
退避しておいたユーザーデータを復元します。