出典:www.sonymobile.co.jp
ソニーモバイルコミュニケーションズが11月18日に発売したスマートイヤホン「Xperia Ear XEA10」が現在、品薄状態になっているようだ。
Xperia Earは単なるBluetoothヘッドセットではない。どちらかといえばApple Watchに近く、スマホの機能の一部を音声でコントロールできるようにするデバイスだ。メッセージの送受信や情報検索などを耳と声を使って操作する。同社はXperia Earをスマートプロダクトに位置付けている。
参考
おそらく新規でデザインされた筐体は、少なくともApple AirPodsよりずっと良い。
耳からうどん*1
しかし、今回はそういうスマートデバイスやデザインの話ではない。Xperia EarもAirPodsも音楽のリスニングに足りないところがある。
Xperia Ear
まずは、Xperia Ear。一言で言ってしまえるが、なぜ片耳なのかということだ。今時、モノラルで音楽を楽しむ人はいない。音楽を聴くときはイヤホンを付け替えろということだろうか。そんなナンセンスなことはない。
確かに、各耳用に二つ別れていたら無くしやすいという心配もある。また、この製品は新たな分野を作り出すものだ。しかし、イヤホン・ヘッドホンというすでに広く使われている製品の置き換えを目指すものなのだから、まずは音楽ありきで考えるべきではないであろうか。ましてや、オーディオ機器、音楽コンテンツをもつソニーグループなのだから。音質(Bluetoothの対応プロファイル)にも不満はあるが話はそれからだ。
AirPods
出典:www.apple.com
AirPodsについて現時点でわかっていることは少ない。だが、Bluetoothオーディオに利用されているコーデックはおそらくAACだろうということはわかる。
豊かで質の高いAACオーディオに対応するAirPodsは、音楽や映画などの様々な
サウンドを、本格的な響きであなたの耳に届けます。
標準のSBCでないだけまだいいが、もっと良いコーデックに対応しないことを不満に思う。ソニーのLDACの採用は難しいとしても、aptX [訂正 2016/12/14] aptX HDには対応しておいてほしいところだ。
iPhoneも標準ではハイレゾに対応していない。Appleがハイレゾの対応に積極的でないのにはどういうわけがあるのだろうか。
*1:出典:不明