[追記 2021/06/10] やっつけだった記事を大幅に更新し、書き上げました。
Apple Musicで空間オーディオの配信が開始されました。違いのわかりやすい空間オーディオのレビューはほかに譲るとして、当ブログでは同時に導入されたロスレス配信についてレビューしようと思います。ついでということで、まずは以前購入していたUSBオーディオインターフェイスMOTU M4をレビューし、それを使ってApple Musicを試聴することにします。
MOTU M4レビュー
大変人気で品薄の当品。私も昨年11月に注文して2月までかかった。
MOTU M4 finally arrived pic.twitter.com/NjHRnMP9vz
— cruller💙 (@crussyi) 2021年2月17日
ヘッドホンを接続して聴いてみたが、音はよかった。「音の分離がよい」とはこういうことをいうんだと実感できるクオリティである。
USB-Cハブ経由でMacに接続して使うと電源含めすべての接続が1本で完結するため大変便利である。Mac起動中にハブごとぶち抜こうがM4の電源入っているときに抜き差ししようが全然問題ないが念のためおすすめはしない。USB-Cポートに接続するため、付属のC to AのUSB 2.0ケーブル(実測90 cm)は使わなかった。
圧縮音源を聴き分けるテスト
ロスレス配信を聴く前に筆者の耳のレベルを確認しておこう。こんなページがある。
128 kbps MP3、320 kbps MP3、無圧縮WAVの3種類のサンプルを聴き、無圧縮WAVを選び出すテストである。
早速やってみたところ、正解率は1/6なうえ6曲中4曲128 kbpsを選んでしまうという大失態を犯してしまい撃沈した。
このままでは終われない。選択肢を聴き比べ“予習”してもう一度だけ挑戦したところ、正解率は5/6に上昇した(最後の1曲集中力が切れてまた128 kを選んでしまった)。
筆者の耳のレベルはそんなもんであることをお見知り置きを。
以上からわかるのは、「違いがわかる」からといって「無圧縮をいい音と思うか」は別問題ということではないだろうか?
また、今回“学習”して、無圧縮音源は
- 濃密である(悪く言えば濁っている)
- 音圧がある
- 音の分離がよい
と個人的には感じた。
Apple Musicでロスレスを聴く
実際に聴いてみよう。音がいい気がする。私の耳じゃ「気がする」としか言えない。ただ、空気感は違うように思う。
16 bit/44.1 kHzのCDDAスペック。CD以上ハイレゾ未満の曲はないだろうか。
そういえば24 bit/48 kHzはApple的にはハイレゾではないようだ。
事前に「ハイレゾロスレス」「ロスレス」「非ロスレス」のいずれかかわかっても再生してみないとサンプルレートの数値はわからないためあらかじめリサンプリングを回避できない。不便。