バラエティ番組化する人々 あなたのキャラは、「自分らしい」のか? (廣済堂新書)
- 作者: 榎本博明
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2014/09/23
- メディア: 新書
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タイトルにハッとして買いました(結構前)。
内容は思ってたのと少し違ったから、ちゃんと読んでないけど。つまり、これから書くことは書評とは違います。
本題
最近感じていた異様さは、すべてこの本のタイトルが言ってくれています。
キャラづけ
自分がどういう人間かは、他者が認識するもの。
それは、人間だけでなくすべての公理系で成り立つ自然の摂理。しかしながら、お前は○○キャラだからといって行動まで押し付けてしまっていいのでしょうか。
この記事で一番言いたいことは次のことです。なんで、バラエティ番組を観ている「傍観者」を面白くするためのローカルルールを社会に持ち込んでるの?
与えられた役割を拒否すると、流れをぶち壊したとか、ノリが悪いとかなっちゃうと思います。なぜそれが、空気が読めないとかコミュニケーション能力がないってことになるんでしょうか。
まあ、そんなシチュエーション、若いうちだけとは思いますが。
引っ込む杭も打たれる
幸いにもこの記事を読んでいただけたなら、「お前はいじられキャラで、現実に嫌な目にあったんだな。かわいそうに。」って反応が来そうですけど、そうじゃなくて、みんな(1人を除く)が楽しいならその1人が嫌な思いをしてもいいっていう風潮にのまれるのはやめた方がいいと思います。
なんで自分が1人の敗者でないことに安心してんの?
1人の勝者を誉め称える文化は嫌なの?
外国でもそういう番組や文化はあるのかな?
編集後記
この本は、初めてKindleで買いました。でも、紙の本の方がよかったなと思っています。なぜかというと、「どんな本だっけ。」とか「あれはどこに書いてあったかな?」とか、パラパラと流し読みすることが困難だからです。