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愛の♥愛の星

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- the brilliant green  #ブリグリ布教活動

愛の 愛の星

愛の 愛の星

 

リリース:1999/08/18

 

『愛の♥愛の星』は、清涼飲料水ダイドードリンコ「ミスティオ」のCMソングとして書き下ろされた。

the brilliant greenのシングル曲で唯一、純粋に明るい。当時、ファンの間では「明るすぎる」、「こんなのブリグリじゃない」と一部で批判が起きたとか。

 

レビュー

コード進行

キーは変イ長調。

私が初めてこの曲を聴いたとき、まず感動したのは実質4つのコード——Ab、Dbadd9、Fm7、Eb——しか使われていないこと。

その順番、リズムのみを変えることで曲を展開させ、1曲に仕上げている。そこに驚いた。

 

メロディ

卓越したメロディが見逃せない。中でも「ミーファソーラー♪」というサビの入りが気持ちいい。明るいけれど音域の低い、AメロやBメロと対比して、一気に音域が駆け上がる。

 

作詞スタイル

川瀬智子による独特の詞もブリグリの曲の大きな特徴であろう。曲中で突如出てくる「Woo Baby」に思うのは、とりたてて意味をもたない言葉で譜割りをし、省エネを行う作詞スタイルである。そういった言葉の使用は本作に限らないが、この脱力した作詞方法が確立したのはこの曲でのような気がする。

 

Ab4

この曲の最も気に入っている点はサビとDメロにおいて繰り返されるAb音である。

サビ
ミーファソーラー
Dメロ
ミーミーファソーラー
ラ↓ーラーソソラー
ラーラシーシドーララーラーミーミーラーソソラー

など。

加えて、声質は艶っぽく、1番から繰り返すたびにどんどんパフォーマンスがよくなっていく。その点にも注目してもらいたい。

 

歌詞

ラスサビを「La la la...」とスキャット(?)で締める点が珍しい。

明るい曲ではあるが、歌詞を読み取っていくと次第に雲行きは怪しくなる。以下は2番の歌詞。

あなたの不安の空 曇らせるもの全て

壊して希望の景色すぐ見せてあげるから

ストレートに希望を与えるのではなく、気分を損なわせるものを“壊して”希望を与えるところが、なんというかシニカルでTommyらしい。

 

単純に明るい歌詞にしないところを見ると、やっぱりこれはブリグリの曲なのだ。

愛の_愛の星

愛の_愛の星

  • the brilliant green
  • J-Pop
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  • provided courtesy of iTunes