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【実測値】IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6にしたらめっちゃ速くなって草

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Fast.com アイコン

ぷらら@ドコモ光でバッファローの市販ルーターを使い、IPoE + OCNバーチャルコネクトで接続することに成功。

yaritakunai.hatenablog.com

今回は、インターネット回線の速度を実測してみました。

 

実施要領

IPv4 over IPv6の特性から、わざと混雑時における回線速度を測定してみることにします。インターネットの混雑する時間帯がいつなのか、資料がないのでよくわかりませんでしたが、検索してみると大体20:00-24:00の範囲内なのでフィーリングで平凡な平日の21:30-22:30に決行することにします。本当は21:00に開始しようとしたのに準備に手惑い開始が遅れたなんてことは決してありません。

IPv6でスピードテストを行えるサイトがあまりなかったので、いろいろ試した結果「Fast.com」を使います。

fast.com

あのNetflixが提供しているサービスなので、とても回線が太そうな妙な信頼感があります。

試行回数はn=5です。

 

測定結果

環境は以下です。

--[ONU]--LAN--[WXR-1750DHP2]--11ac--[MacBook Pro]

 

IPv4

まずは従来のIPv4から。StdDevは標準偏差(n-1で割るやつ)。

  • Down:Avg/Min/Max/StdDev = 11.2/5.5/18/5.53 Mbps
  • Up:Avg/Min/Max/StdDev = 494/450/590/55.9 Mbps

レイテンシ

  • アンロード済み:Avg/Min/Max/StdDev = 31.4/21/62/17.2 ms
  • ロード済み:Avg/Min/Max/StdDev = 51.8/46/61/6.26 ms

えっ、こんなに下り遅かったの…

アンロード済みとロード済みが何かはよくわかりません。

 

IPv4 over IPv6

そして、IPv4 over IPv6!

  • Down:Avg/Min/Max/StdDev = 146/100/230/50.3 Mbps
  • Up:Avg/Min/Max/StdDev = 404/380/440/23.0 Mbps

レイテンシ

  • アンロード済み:Avg/Min/Max/StdDev = 10.6/9/17/3.58 ms
  • ロード済み:Avg/Min/Max/StdDev = 19.8/15/28/4.87 ms

ダウンロード速度が約13倍に! レイテンシも改善!

(IPv4 over IPv6をどうやって優先させたか今となってはよくわかりませんが、表示されるIPアドレスを見るとちゃんとIPv4 over IPv6で測定されたものです。)

[2019/06/07追記] Fast.comは明示的にIPv4の測定を指定できませんが、一度IPv4で測定したセッションで再測定してみたところ再現できました。IPv6を無効にしてIPv4 PPPoEで測定したあと、ブラウザウインドウを開いたままIPv4 over IPv6で接続するとIPv4の測定ができるようです。

 

IPv6 IPoE

最後に、YouTube等で効いてくる次世代のIPv6。

  • Down:Avg/Min/Max/StdDev = 196/170/220/20.7 Mbps
  • Up:Avg/Min/Max/StdDev = 628/550/830/118 Mbps

レイテンシ

  • アンロード済み:Avg/Min/Max/StdDev = 10.4/8/16/3.21 ms
  • ロード済み:Avg/Min/Max/StdDev = 19/15/23/3.81 ms

安定性が高い! てか、アップロードこんなに速くていいの…?

 

おわり

IPv6は空いてていいですね。次回は、IPv4 over IPv6 (MAP-E)で外出先のiPhoneから自宅のMac miniにSSHしてグフフできるかやってみます。