- the brilliant green #ブリグリ布教活動
- アーティスト: the brilliant green,川瀬智子
- 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS
- 発売日: 2000/10/01
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
リリース:1997/12/01
レビュー
前作に続き全英語詞4曲入りの2ndシングルの1曲目は、冬の雰囲気にぴったりの良曲。知る限りではテレビで披露したことのある最古の曲。
まだ粗削りながら乾いたサウンドが心地いい。音質も前作から改善している。
キーは変ロ長調。一貫性がありながら引っ張っていく感じのノれるビート、渋いプレイングのギターによりかっこいい曲となっている。
曲の構成
曲の構成だけど、
[1A][1B][2A][2B][1サビ]
のようにAメロとBメロを2回繰り返したあとでサビに入る。しかも、Bメロは前半と後半をb-a、b-bと表すとすると、
[1A][1b-a][2A][2b-a 2b-b][1サビ]
のようにAメロに戻る場合は構成が異なる。(超説明ヘタじゃん。)このサビに行く場合にb-bが足される構成、おもしろいし、いいね!
コード進行
次に、サビのコード進行を見てみたい。
|Bb Bb/A|Bb/G Bb/F|Gb Ab|Bb Db Ab|
前半はよくあるクリシェで、実質的に同等の表現は『Hello Another Way -それぞれの場所-』でも見られる。
その後は
bVI-bVII-I~
と進む。これはメジャーキーのダイアトニックコードにはないが、しばしば見られる進行だ。
さらに先のコードを考えると、
bVI-bVII-I-bIII-bVII
でIに戻る。これらbIII、bVI、bVIIの和音は同主調(変ロ短調)からの借用和音と考えられる。そのため、すべてメジャーコードで構成されているにもかかわらず、どこか切なさを感じる。
このようなメジャーとマイナーをあわせもった感じは、前回述べたようにブリグリの曲の特徴である。
ところで、ラスサビのドラムスの音がばしゃばしゃしゅわわーんってなるとこ、どうやってるんすかね?
まとめ
うまく説明できなかったなー。超一級の曲でもないけど、二級品でもない。聴いてみればわかるいい曲なので、ぜひご一聴を。