私はそれで、TOEICですがリスニングだけで150点アップし、L: 425点になりました。
しかも、掛けた期間は3か月ほどです。
シャドーイングとは
シャドーイングとは、スクリプト(原稿)などは見ずに音声を聞きながら即座に復唱することです。
当然、流れる音声から遅れて発音しますが、それがいいのです。
聞き取り→単語の推定→発音(自分なりの)
という過程を並行して行うことになりますが、そこで発音が認識されるとともに短期記憶力がつくのです。
よくありますよね? リスニングで今なんて言ったの?と思っているうちに聞き逃してしまうこと。そういうことを減らすことにもつながります。
これはシャドーイングの数ある効果の1つです。
私がシャドーイングを始めたきっかけ
以前から、リスニング力向上にはシャドーイングがいいと聞いてはいました。
しかし、たとえ自室で他に誰もいなくても、1人でつぶやいている光景を想像するだけで恥ずかしくなり、手を出そうとしませんでした。
それでも、ある必要に迫られてTOEICの点数をできる限り大幅に上げなければならなくなったのです。(人生にはいろいろありますよね? 試験とか。)
無論、TOEICはリスニングセクションとリーディングセクションがありますから、苦手だったリスニングの点数も上げる必要があったのです。
それで、初めは恥ずかしかったものの、シャドーイングをする決心がつきました。
その効果は思いもよらぬほどでした。
シャドーイングの効果
実際は、シャドーイングの他にディクテーション(聞いた音声の書き取り)やただの音読も並行して行いました。
個人的にシャドーイングが一番効果的だったと思いますが、要は声に出すのがミソなのです。(ディクテーションしたテキストも音読することをおすすめします。)
3か月の間、みるみるうちに聞き取れるようになっていくのがわかりました。
「schedule」も「スケジュール」だけでなく、「シェジュール」って言ったりするんだ…というようなことが身にしみてわかります。
「発音できない言葉は聞き取れない」ということがいえると思います。
音楽でいうと、口ずさめないリズムは演奏できないのと一緒です。(音楽経験のある方にはわかってもらえると思います。)
個人的な意見ですが、ス○ードラーニングは絶対ウソですね。シャドーイングやディクテーションにはある、聞いた音声の再認識が欠けていますから。
教材
教材はなんでもいいのですが、私が使っていたのはこれです。(目的はTOEICでしたから。)
- 作者: 神崎正哉,Daniel Warriner
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English as a Second Language Podcast
第二言語としての習得者を目的としたラジオですから、比較的遅め(それでも最初私には聞き取れませんでしたがw)に喋ってくれます。
余力があったら
単語の勉強も忘れずに。
知らない単語は聞き取れません。
日本語の歌ですら、歌詞カードを見ないとなんて言っているかわからなかったりするんですから。
ちなみに
2016年にTOEICのテスト形式が改訂されるようです。
難易度の向上が予測されますが、それでも点数の向上にシャドーイングが効果的であることに変わりはないはずです。
なぜなら、TOEIC以外の英語も聞き取れるようになりましたから;-)