先日、the brilliant green『THE WINTER ALBUM』のWikipediaを見ていたら“HDCD仕様”との表記があり、びっくりして調べてみました。
HDCD (High Definition Compatible Digital)は、ディザ技術・非直線量子化技術および隠しコード化技術を用いて、20bit〜24bit音源を自然な音質で、なおかつ聴感上のノイズを低下させつつ音量感を伴う音で16bit化し聴取するしくみである。
ざっと読んだ限りではディザリングとかノイズシェーピングとかかなと思いました。SHM-CDとかBlu-spec CDみたいなオカルトなモノとは違い、理論的に実用上の効果のある技術だと考えています。
しかし、初めて聞いた。知らなかったなー。
なんせ、HDCD盤でもそうであると表示されていることは少なく、いわゆる隠れHDCDとして存在するものが多数だとか。対応プレーヤー(高級機器)で再生することで判明することが少なくないそうです。
再生方法
現在、最も手軽な方法はfoobar2000を使うことです。
デコーダーコンポーネントが配布されています。
やべえ、リッピング済みのファイルどうなんの?と思いましたが、問題ありません。通常の16 bit/44.1 kHzのデータに埋め込まれているので、データの欠落はないとのこと。
他のプレーヤーで聴けないのかという問題ですが、このプラグインを使えば24 bit/44.1 kHzのWAVファイルとしてデコードできるそうです。よかったですね。
the brilliant greenのHDCD仕様CD
私にとっての本題です。
ブリグリのHDCD盤を調べてみました。
143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/18(金) 00:26:58 ID:NUceN9+u
the brilliant greenのシングル「そのスピードで」「長いため息のように」のどっちかは隠れHDCD
それから後のシングル3作ぐらいはHDCDが続いた
アルバムは「the brilliant green」「テラ2001」「THE WINTER ALBUM」あと椎名林檎のアルバム「唄い手冥利~其ノ壱~」のなかにある「灰色の瞳」という1番目の曲だけがHDCDだった
この書き込みから判断すると、
- そのスピードで or 長いため息のように
- 愛の♥愛の星
- CALL MY NAME (JAPANESE VERSION)
- BYE! MY BOY! (?)
- the brilliant green
- TERRA2001
- THE WINTER ALBUM
となります。
また、かつて存在したこちらのサイトによる確認では、
HDCDを探せ!(Internet Archive)
確認済
- 冷たい花 [DFDZ-5008]
- 長いため息のように [DFDZ-5010]
- 愛の♥愛の星 [SRCL-4640]
- CALL MY NAME (JAPANESE VERSION) [DFCZ-1011]
- BYE! MY BOY! [DFCZ-1013]
- the brilliant green [DFCZ-1006]
- TERRA2001 [DFCZ-1010]
- (Tommy february6) EVERYDAY AT THE BUS STOP [DFCZ-1037]
情報提供あり(当方では未確認/追認待ち)
- 愛の♥愛の星 [DFCZ-1008]
- Hello Another Way -それぞれの場所- [DFCZ-1019]
- THE WINTER ALBUM [DFCL-1087]
ということです。
ブリグリの場合、再発による型番違いが心配ですね。ソニーレコード版はどうなんでしょう? 私の場合、SRCLの方を集めたので。
暇があったら確認し、聴いてみますー。
- アーティスト: the brilliant green,Tomoko Kawase
- 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS
- 発売日: 2002/11/27
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (35件) を見る