みなさん、やっぱりサビが好きな人が多いのでしょうか。
私は、サビよりむしろAメロ、Bメロが好きなことが多い。理由を考えてみると、
- 音程よりリズム派
- メロディの音域が低い方が好き
- テンションが低い方が好き
といったところでしょうか。
1. 音程よりリズム形の方が好き。Aメロでよくあるシンコペーションの同音連打、たまんないです。あと、ドラムが好きです。
2. 低いとこまで行く曲好き。ヴォーカルの低音が好き。
3. 私はテンションが低い。陰鬱で退廃的な曲大好きです。別にサビで盛り上がらんくていい。
コンペで勝つにはサビから作れとはよく言われることですが、
「そんなこと言われてもAメロ、Bメロの方が好きなんだからどうすりゃいいのさ」
という感じです。サビに入ると急にJポッピーになってしまう曲が多いのもこのあたりが関係してる気がします。
サビとは
サビの正体はなんなのかを知ろうと、軽い気持ちでググってみたらズラッと出てきて後悔しています。
個人的な意見では、
- 形式的にはA-B-CのC
- 叙述的には最も盛り上がる部分
- 公理的には亀田誠治氏による3要素「高い音」、「長く伸びる音」、「リフレイン」を満たす部分
でいいんじゃない?という感じです。
日本人ドM説
A-B-Aのクラシックの三部形式、イントロや曲冒頭のギターリフで強烈な印象を与えてしまう洋楽を考えてみると、「サビ」にあたる言葉が外国語に見つからないので当たり前ではありますが、改めてサビとは日本独自なんだなあと思いました。ベートーベンの『運命』の第2楽章を思い出すことができるでしょうか。ショパンの『別れの曲』の中間部を聞いたことがあるでしょうか。ヴァース—コーラスに主従関係は見い出せるのか。洋楽は楽曲のウリを最初にスパーンと提示してしまう気がします。サビから始まる曲はJ-Pop的ではありますが、逆説的には洋楽に寄ろうとした結果なのかもしれません。
逆にサビが好きな人はサビで解放されるのが好きなのでは? スポーツ観戦において逆転のカタルシスに浸るのが好きな方は多いでしょう。Aメロ、Bメロで焦らされ攻められサビで絶頂に達する。まさにドMです。けしからんな、まったく。日本人はけしからん!
Aメロ、Bメロとは
それでは、Aメロ、Bメロはサビの引き立て役でしかないのでしょうか。いいえ、サビはAメロ、Bメロがあってこそです。上の形式的定義以外、成り立たなくなります。(Aメロ、Bメロは盛り下がる部分とか言うなよ。)また、現代の日本の音楽が西洋からきたことを考えると、Aメロ、Bメロこそ楽曲の本質なのではないでしょうか。サビなんて音楽の商業化によりもたらされた癌なっし(#。゜▽゜)
サビよりAメロ、Bメロがいい曲の紹介は致しません。期待していた方、ごめんなさい。曲の問題ではなく、曲にかかわらない私の特性だと思っているからです。私にもサビの方が好きな曲はあります。よっぽどサビが良かったんでしょう。作曲者を褒めてください。
まとめ
- サビよりAメロBメロが好き
このように、私の思いをブチまけただけです。議論はついでです。タイトルのように思っただけなのですが、思ったよりも書けてびっくりしています。
サビについての研究(語源、由来など)は、私の手に余ります。ブログネタに困っている方どうでしょう? お譲りします。