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ポータブルHDDを購入したので初期不良チェック兼動作テスト

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ポータブルHDD (HD-PGF4.0U3-GBKA)を購入しました。

セールで11,000円くらい。買ったのはAmazonではないです。

選定の基準は、端子等が壊れたときに詰むネイティブUSBでないこと。SATA-USB変換タイプなら殻割りしてケースを変えれば救出できますが、基板にUSB端子直付けのこのタイプはきつい。縦幅が12 cm弱以下ならネイティブUSBの可能性が高いです。(119 mmの本製品はSATAでした。)

廉価版よりはちょっと上のラインだったみたいで、耐衝撃タイプでした。ゴム足付いてるし、筐体はたぶんアルミで放熱性と耐久性よさそう。

謎のキャラクターが描かれたパッケージ

パッケージには謎のキャラクター

前メインで使っていたやつはミラーリング用にします。

yaritakunai.hatenablog.com

今回は買ったときの儀式(動作テスト)をよりガチめにやってみます。

各HDDメーカーからのdiagツールにMac用が無かったのには理由があったみたいで、macOSはUSB経由のSCSIコマンド(SCSIパススルー)をサポートしないからみたいです。

www.smartmontools.org

USB接続だとSSDのTRIMが効かないとかありましたよね。それもそのせいみたいです。

なので、やっぱりParallelsを使いWindowsでやることにします。

まずはCrystalDiskInfoで中身をチェック。WD40NPZZでした。

www.cfd.co.jp

というわけでWDのData Lifeguard Diagnosticを使います。

https://support.wdc.com/downloads.aspx?p=3&lang=jp

Windows用Data Lifeguard Diagnosticは終了とありますが、Western Digital Dashboardは検査できる項目が簡素化していたのでこれを使うしかないです。

検査レシピはこれを参考にします。

https://egg.5ch.net/test/read.cgi/jisaku/1493430969/970

WD友の会テンプレ 
http://wikiwiki.jp/wdc/?%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%DE%A5%C3%A5%C8 
・お手軽フォーマット ⇒通常フォーマットのみ(読み取り検査すら不必要なら、クイックフォーマットのみ) 
・中庸フォーマット  ⇒Data Lifeguard DiagnosticsでExtended Test→クイックフォーマット 
・念入りフォーマット ⇒Extended Test→Write Zeros(ゼロフィル)→Extended Test→クイックフォーマット 

HGST友の会テンプレ 
■念入りフォーマット(初期不良チェック) 
1.QuickTest→ExtTest 
 工場出荷以降の輸送段階でデッドガス等を浴びてる可能性があるため。SMART更新・不良セクタ等のチェック
2.EraseDisk 
 書込み不良セクタ発見のため(代替保留セクタをマスクする事があるので1番目に実行しない事) 
3.QuickTest→ExtTest 
 2.で書込みしたセクタが正常に読取りできるか確認するため 
4.ファイルシステムクイックフォーマット 

HDD買い換え大作戦テンプレ 
■新品HDD購入後の運用前シーケンス 

※ WDxxEARS 機種の領域確保には要注意、詳しくはテンプレ後の「AFT」参照 
○素人 (HDDは出荷前に検査されてるので、それを信頼) 
1. OSでクイックフォーマットを実行してファイルシステムを作成後、運用 

○多少気に掛ける人 (運送中のトラブルがあれば洗い出せる) 
1. LongTest 
2. OSでクイックフォーマットを実行してファイルシステムを作成、運用 

○ジサカー (全セクタカキコ検査するので一応安心) 
1. 電源を入れて温度が安定するまで放置 (室温次第、10分~2時間) 
2. ShortTest (この時点の不良で以降の検査を省いて返品交換するならLongTest) 
3. ゼロフィル 
4. LongTest 
5. OSでクイックフォーマットを実行してファイルシステムを作成、運用 

○パラノイア 
↑に加えて500時間程度の慣らし運用後にLongTestしてから本運用

1時間ほど暖めた後、普通にExtended Test→ゼロフィル→Extended Testで行きます。

1回目のExtended Testが終了後、ERASEを開始しようとしたのですが、なぜかQuick Eraseしか選べません。これではゼロフィルできないではありませんか!!

調べてみると、SMRのHDDはFull Eraseできないようです。そこで、macOSのディスクユーティリティの「ランダム書き込み→ゼロフィル」で代用しました。

やってから気がついたのですが、SMRはドバッと書き込みしかできないので1個ずつの0埋めはめちゃめちゃ負担かかりそうです。寿命縮めただけかも。やっぱりできないようになってるのには意味があるんですね。

掛かった時間ですが、4 TBで、1回目のExtended Testが8時間半、2回書き込みが12時間、2回目のExtended Testが11時間半くらいです。2回目の方が時間かかってるのがめちゃめちゃ不安ですがSMART見ても何もないのでこれでいいことにします。

さらに、やっと終わったのでHFS+で暗号化しようと思ったのですが、Big Surからできなくなったことが判明しました。diskutil csのオプションがほとんど削除されているのでターミナルからも無理。

少し悩んで、Mojave環境もあるのでHFS+作ろうと思えば作れたのですが、今後High Sierra以前を使うことあるか?と考え、おとなしくAPFSにしました。

2 TBのデータをコピーして終了。今までミラーリング用にしてたやつはBlu-rayレコーダーにつなぎます。