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色を着けるメディアを悪と考える方たちへ

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たまたま私のツイート(追々出て来ます)と同じタイミングで「取捨選択」という言葉が出て来たので同調&言及。

www.yutorism.jp

私のツイートと関係ないようで関係あるんです。スタンスは違うかも。

ネットの中では比較的左翼(的思想をお持ちの方)が多いはてなに来てから危機感が麻痺していたのですが、Twitterを始めてから何も考えていない型の右翼(的思想をお持ちの方)を見かける機会が増えました。最近やって来たはてなブロガーにも多いようです。

右翼というより政権側に着いて野党をバカにすることを楽しんでいるだけにも見えます。“現状の日本”を叩いて悦に浸っている左翼も似たようなものだと反省すべきなのですが。

長い物には巻かれろと言いますが、そりゃそっちの方が楽ですよ。でも、若者でしょ? あなた。会社役員レベル(そういう人は利益があるから権力側に着くんです)ならともかく強者なんですか? そうじゃないのに味方しても意味ないっすよ。都合が悪くなったら切り捨てられ権力に押し潰される姿*1を見て来たでしょう。

2文目になりますが、民主主義的手続きが踏まれなかったり弱者を尊重しなかったりしているから現政権は叩かれているんですよ。公民系の教科で習ったことは別世界の話とでも思っているんでしょうか。なんで私たちに自由があるのか考えたことあります? 自分でなんとかできるくらいの筋肉があれば別ですけど。

 

高いメディアリテラシーは運用可能か

左翼教育を受けて来ながら、Twitterなり2chなりネットの思想に触れると新鮮さ、痛快さを感じていわゆる「ネットで真実」状態になるんでしょうか。テレビや新聞(あ、なぜか体制側からおこぼれをもらっているメディアもありますが…)は色を着けて報道するな!とか。情報は自分で良し悪し・真偽を判断できるっていうね。

 

ちょっと寄り道

教育という行為について考えてみると、あれこそ偏っているじゃないですか。(学校教育に限って言っていないし押し付けがすべて良いとも言っていない。両論触れさせ考えさせることはいいこと。もっと純粋な意味——人をあやめてはいけないとか差別は忌むべきとか——で。)メディアリテラシーの高いみなさんには必要ないかもしれないけど、ある程度コレクトネスを教えてあげないといけない方たちも存在します。理想は各々が鵜呑みにしない、高い判断力を持つことなんですけど。

 

そんで「取捨選択」という言葉ですよ

能動的情報取得では自分の思想に沿った情報しか得られないんですよ。わざわざ自分の嫌いな情報検索します? そういう人は偉いけど。ネットで発信する側に関しても自由な分、既存メディアにあるような確固とした倫理観の規則がないから勝手なことを言いっぱなしにできる。ちゃんと、Twitter*2で情報を見かけたら都度1次ソースを確認して拡散しているんでしょうか凄いですね。

人類の多年にわたる歴史があるんですよ。否定する人はそれを簡単に覆せるほど賢明なんでしょうか。人間なんて歴史を取り除いたらちょっと賢いサルですよ。

 

おわりに

こういう政治に関わることは万人受けしないので、みんなに見てほしいこのブログには書きたくなかった。でも、最近の風潮を見てるとどーもそれでいいのかなーと思って。書いちゃいました。アメリカとかでは著名人が露骨に政治思想を打ち出すことも普通なようです。(別にアメリカの事情詳しくないけど。)それは、違うということを違うものとして当たり前に受け入れているからだと思います。近代社会になってさえ未だに村八分に遭いますからね日本は。ある1点では相容れなくてもその他では仲間だと思っていてほしい。

 

メディア・リテラシー―世界の現場から (岩波新書)

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*1:かご…いけ…さん?

*2:既存メディアを批判し、Twitterを持てはやす人は何なんだろう。Twitterは古い意味でのメディアとして使うには最悪だと思う。好きにフォローするからTLには自分好みの情報しか流れてこない