別に仕事上の場面じゃないのに自分が働いている会社のことを「弊社」って呼ぶのはおかしいと思う。会社から代表して動いている立場、それで使うのは当然。例えば会社対会社の取引、会社対個人の接客、会社対就活者の説明会、それはいいと思う。でも、会社から離れて、オフタイム、個人(がまずあって、それはところで○○社に所属している)として話しているときに「弊社」って言われると、
「いや、私的なお前と話してんのに急にかしこまってんじゃねーよ」
みたいな気持ちになる。
例えば、はてブやTwitterとかで自分の会社の場合について話すときに
「弊社では〜」
とか言ったり、「ウチの会社だ…」と思ったときに
「弊社かよwww」
とかツッコんだりしていると違和感。なんで会社から命じられていないのに会社の代表ヅラしてんの? 個人的な場面では「ウチの会社」でいいと思う。
あれかもしれない。口調が合わないのかもしれない。タメ口で対等や上から目線で話されている(ネットではよくある光景)のに「弊社」って言われると、急にこちらに対してへりくだるから変に感じるのかも。現代の日常で「拙者」とか言っているみたいな。あるいは、自分以外をへりくだることからすると、自分の息子を「愚息」と言うことに相当させた方が適切か。ミスマッチでしょう?
「自分の会社のことは『弊社』って呼びましょう」
と教えられたら杓子定規に適用している感が拭えない。
謙譲語は理解しているよ。でも、日常会話での「弊社」は、受け手への尊敬より話し手との距離を感じてしまう。