Parallels Desktop for Macに付属している「Parallels Mounter」というアプリケーションを使えば、仮想マシンを起動しなくても仮想マシン内のデータを参照できる。しかしながら、
というウインドウが現れることがある。
この問題を回避し、仮想ハードディスクをマウントする方法について説明する。
ハイブリッドモードとは
始めは戸惑ったが、これはWindows 8以降で導入された「高速スタートアップ(ハイブリッドブート)」のことを指している。これは、Windowsがシャットダウンするときにhiberfil.sysファイルにシステム情報を保存することで次回起動時に高速で起動できるようにする機能で、デフォルトで有効となっている。この機能を無効にすることで、システムOFF時にディスクの内容を変更することができるようになる。
高速スタートアップを無効にする方法
1. コントロール パネルから電源オプションを開く。コントロール パネル( > システムとセキュリティ) > 電源オプションとたどればよい。Windows 10 Creators Updateでコントロール パネルを開くには、エクスプローラーを開いてアドレス バーの左にある「↑」ボタンをクリックすると簡単だ。
2. 「電源ボタンの動作を選択する」をクリックする。
3. 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックする。
4. シャットダウン設定にある「高速スタートアップを有効にする (推奨)」のチェックを外し、「変更の保存」をクリックする。
仮想マシンのハードディスクを直接マウントする方法
1. 仮想マシンの.pvmファイル(デフォルトではホーム > Parallelsにある)を右クリックし、このアプリケーションで開く > Parallels Mounter.appをクリックする。
2. Finderのサイドバーに仮想ハードディスクのすべてのパーティションが表示される。
3. 終わったらサイドバーの取り出しボタンをクリックして、すべてのパーティションのマウントを解除する。
マウント時には仮想マシンがシャットダウンされていること、仮想マシンの起動時には仮想ハードディスクのすべてのパーティションが取り出されていることに注意してほしい。