カステラと牛乳を一緒に嗜んだことがない人はいるだろうか。いや、ない。(反語)もし、あなたがそんな人だとすれば、人生の27.4%は損していると言っても過言ではない。
私は、カステラ単独で食すのはあまり好きではない。口の中パッサパサになるからである。
やっぱり、飲み物が欲しい。緑茶? いや、違う。日本人なら菓子にはこれだろという安直さ。カステラを水で薄めたようになるばかりか、苦味が味を濁らせる。
対して、牛乳のこのために存在する感は一体なんなのだろうか。カステラで流動性を失っている口に、牛乳-いわゆる、ミルク-を投入する。それは、まさしく後半40分に投入されるスーパーサブ。まろやかさは味を薄めるどころかむしろ増し、甘みは互いを引き立たせ合う。
カステラと牛乳、きっと、生き別れた親子だったのだろう。声なき声が、胸に響く。
カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂と来たら、4番目は間違いなく牛乳が来るだろう。まさに、ベストマッチ。
これに匹敵する組み合わせはなんだろうか。すまない、筆者の錆び付いた頭では思い浮かびそうもない。
かくいう私も、かれこれ10年ぐらいはこのコンビを試してない気がした。ブログ書いてる場合じゃねぇ。
心はすでに、コンビニを向いていた。