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知っていますか? 漢数字と算用数字の使い分け

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辞書に虫眼鏡が置かれている

ブログを書くとき、漢数字と算用数字(アラビア数字、洋数字とも。“慣用”数字は誤用です)を使い分けていますか?

 

おそらく、トップに出てきた変換候補をそのまま使うなど、気にしていない方が多いんじゃないでしょうか。

 

キリッというわけではないですが、当ブログではちゃんと使い分けを行っています。そのルールは、新聞社(朝日新聞だったかな?)で使われている基準にならっています。

 

今回は、そのルールを紹介します。

 

 

算用数字と漢数字

まずは前提知識から。

 

算用数字とは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9の10種の文字のことです。

 

対して、漢数字とは一、二、三、四、五、六、七、八、九、十や、百、千、万、億、兆などの文字のことです。特に、「一、二、三」などの代わりに用いる「壱、弐、参」などを大字(だいじ)と言います。

参考:https://kotobank.jp/word/算用数字-515016https://kotobank.jp/word/漢数字-470351

 

ちなみに、「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅹ」などはローマ数字と言います。

 

 

使い分けのルール

基本は算用数字を使います。その方が、ぱっと見わかりやすいですからね。

 

そして、漢数字を使うのは数が変わりえない場合です。

 

「数が変わることがあるなら算用数字、変わらないなら漢数字」ですね。

 

具体例で説明しますね。

 

「1時、2時、3時、…」と時間は変わるので算用数字です。一方、「無一文」は、「無二文」とは言わないので漢数字を使います。「朝三暮四」など数を使った慣用句の多くもこれにあたりますね。

 

考え出すとどっちを使えばいいんだとなってしまう場合もあります。朝日新聞では当初、このルールに従って「1つ、2つ、3つ」と書いていたところ読者から違和感があると言われ、「一つ、二つ、三つ」に統一したとか。他にも、例外として将棋や囲碁の段位などは漢数字を使います。まずは意識するところから数字表記の使い分けを始めてみてはいかがでしょうか。

 

[追記]
ここでいう「変わる」とは、可能性として変わっても意味が成立するかどうかです。

 

 

ちなみに

同様に使い分けをすべき事柄として、「〜するとき」、「したがって、〜」などの言葉には漢字で書くかひらがなで書くかという問題があります。

 

もとの意味から派生して抽象化した言葉はひらがなで書くという大まかなルール(例:場合を表す場合は「時→とき」)はあるものの、悩む場合も少なくありません。

 

そんなときに便利なのが、このサイト。

www.kanpyo.net

 

各新聞社などの統一表記がまとめてあります。

 

逆に、私が悩んでいることに段落の変え方があります。

段落の作り方 | 三省堂 Web Dictionary

 

うーん…

 

 

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