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Logic Pro X:Drummerの調教テクニックとコツ

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編曲の際、自分がプレイできない楽器のパートを考えるのは苦労するわけで、そんな中、Logic Pro Xに搭載されているDrummer機能は非ドラマーにとっては神機能だったりする。自分で打ち込むわって人でも適度にヒューマナイズされたデータ(ゴーストノート入り!)が手に入るのはいろいろ役に立つと思う。でも、ある程度明確なイメージがある場合はその直感的な操作性があだとなり、こう演奏させるにはどうすればいいの?ってことがある。てか、ありました。

こうして、ドラマーをしばき倒した日々を経てTipsをここに共有するに至ったのである。

 

フィルが欲しい

正直、フレーズを考える際に困るのはフィルだ。人が叩いているような自然なフレーズはドラマーでないと自信が持てない。

そんなときは「フィル」ノブを100%にしてフィルの部分だけ使おう。

ところで、そもそもDrummerで生成したフレーズは自然なのか? あっ…

 

全体をよろしくやってほしい

全体的にDrummerを使う場合も上記のようにフィルだけリージョンを切り離すとよいと解説しているサイトもあるが、私はそうはせずセクションごとに区切った方が自然な結果になると思う。「フィル」パラメータを増やすにつれ、まず8小節終わり、次に4小節終わりとフィルの箇所が増えていく。

 

どういうリズムで叩いているかわからない

トラックの高さを15以上にすると波形が2つ表示され、金ものと皮ものに分かれる。

 

それでもわからない

適当なドラム音源トラックを作り、そこにoption + shift + ドラッグでリージョンエイリアスを作成すればピアノロールに表示される。パーツ名は、ピアノロールの表示 > ドラム名にチェックを入れればわかる。

 

パーツのオン/オフ

キック、スネア、各パーカッションは個別にオン/オフできる。一方、ハイハット、シンバル、タムはいずれかしか選べない。なお、ハイハット、シンバル、タムはどれでビートを刻むか選択するものであり、フィルではちゃんとそれらも交えてくれる。

 

他のパートと合わない

「従う」機能を使う。チェックを入れ、ベースやインスピレーションの元にしてほしいトラック(オーディオもいけるよ)を選択すれば合わせてくれる…こともある。

「ドッパドッドパッ」じゃないよ「ドッパッドドパッ」にしてほしい!というようなときは、それ目的だけのMIDIトラックにざっくりとしたキック(とスネア)のリズム(音程は適当)を打ち込み、従わせるという方法がある。

 

もういい、自分でやる。という結論

従わせるトラックをどう打ち込んでも言うことを聞いてくれない場合、あるいは大抵最後の最後は、自分で修正する。もう1つドラム音源トラックを作り、option + ドラッグでコピーすればMIDIデータ化するので自由に修正できる。*1

このとき、ライブラリのDrum Kitの一番下にあるProducer Kitsから「+」付きの名前のパッチを選択すればパラアウトになる。

さらにDrum KitはGM規格準拠なので専用ドラム音源を使えばさらにサウンドがうわなにをするやm

 

その他

  • 「歯車マーク」 > リージョンを更新を選択すると、パラメータを保ったまま変化してくれる
  • XY パッドのX軸は手数
  • 各パーツのスライダも手数だが、「キックとスネア」の右端はいわゆる半テンと倍テン
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*1:MIDI リージョンに変換するよりこちらの方が何かと都合が良い