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Tips for you.

「○んこ」という言葉は五十音すべて存在する説

言葉

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あけましておめでとう。

正月はいかがお過ごしであっただろうか。

仕事が始まり、憂鬱な気分になっているものもいるのではないか。

そんな気分を払拭して差し上げようと、新年最初に選んだ話題が

「○んこ」という言葉は五十音すべて存在する説

である。

存在の判定はGoogleにご協力いただいた。

複数存在する単語については、独断で最もメジャーっぽいものを選出した。

また、単独で使われる単語を選んだ。例えば、「閑古」は「閑古鳥」などのように使われるのでメジャーであっても選んでいない。

苦渋の決断であるが、方言は省くことにした。なぜなら、文語ではない、すなわち、訛っている可能性があるからである。

注釈には意味も記しているので勉強になれば幸いである。

それでは始めよう。

注釈の意味は特記のない限り大辞林 第三版より引用

 

あ:あんこ

い:インコ

う:うんこ

え:縁故

お:恩顧*1

か:歓呼*2

き:金庫

く:訓詁*3

け:眷顧*4

こ:N/A

 

残念ながら「こんこ」は存在しなかった。負け惜しみになるが、とはいえ童謡「雪」の一節を思い出すものも多いのではないだろうか。単独で使用される可能性を鑑み、選出することはできなかったが、「こんこ」はみんなの心に生きている。また、Wikipediaによると一部の地方でたくあんの方言として「こんこ」が使用されているとのことだ。

早々に途切れてしまったが、続けてみよう。

 

さ:三鼓*5

し:新子*6

す:N/A

せ:千古*7

そ:損戸*8

た:短袴*9

ち:○ん○

つ:N/A

て:点呼

と:N/A*10

な:南湖*11

に:人狐*12

ぬ:N/A*13

ね:拈古*14

の:のんこ*15

は:判子

ひ:N/A*16

ふ:N/A*17

へ:扁壺*18

ほ:本子*19

ま:○ん○

み:民子*20

む:N/A*21

め:面子

も:門戸

や:秧歌*22

ゆ:N/A

よ:N/A

ら:蘭子*23

り:隣戸*24

る:N/A

れ:連呼

ろ:N/A*25

わ:わんこ

を:N/A

ん:N/A

 

どういう思いを抱いただろうか。

今回の調査では「○んこ」という言葉を五十音すべてで見つけることはできなかった。32/46という数字は及第点と言えるかもしれない。しかし、私はどうにも諦めることはできなかった。

 

 

 

というわけで、

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「○んぽ」という言葉は五十音すべて存在する説

を引き続きお送りしようと思う。

早速、ご覧いただこう。

 

あ:安保

い:インポ

う:運歩*26

え:園圃*27

お:恩補*28

か:簡保

き:琴浦*29

く:N/A

 

またもや、ささやかな願いは早々に散ってしまった。しかし、「○んぽ」なら32/46という数字を抜けるかもしれない。「韓国には軍浦(クンポ)市が存在するから」と、捨て台詞を吐きながら調査を続けることにした。

 

け:健保

こ:コンポ

さ:散歩

し:進歩

す:寸歩*30

せ:銭舗*31

そ:損保

た:担保

ち:○ん○

つ:N/A

て:店舗

と:N/A

な:南畝*32

に:N/A

ぬ:N/A

ね:年甫*33

の:N/A

は:半歩*34

ひ:品保*35

ふ:N/A

へ:辺堡*36

ほ:本舗

ま:漫歩*37

み:N/A

む:N/A

め:N/A

も:モンポ*38

や:N/A

ゆ:N/A

よ:N/A

ら:乱歩(江戸川乱歩)

り:隣保*39

る:N/A

れ:練歩*40

ろ:N/A

わ:N/A

を:N/A

ん:N/A

 

結果は28/46である。「○んこ」には勝てなかったよ…

しかし、意外に健闘したのではないだろうか。「ぽ」という一見日本語には多くなさそうな音、さらには「○んぽ」という独特の淫靡な響きにもかかわらず、「○んこ」と四つしか違わなかったのである。この結果がみなさんの「○んぽ」という言葉に対する誤った認識を改めることを願ってこのエントリーの終わりとしたい。

 

まとめ

日本語には、

  • 「○んこ」は70%
  • 「○んぽ」は61%

の割合で存在する。

ちい散歩 (ブルーガイド・ムック)

ちい散歩 (ブルーガイド・ムック)

 

*1:特別に目をかけ援助すること。ひきたて。

*2:喜んで大声をあげること。

*3:字句の解釈。文章全体の意義を考えるのでなく、部分的な文字や語句を説明すること。

*4:目をかけ、かわいがること。愛顧。

*5:雅楽で用いる三種の打ち物。太鼓・鉦鼓・羯鼓かつこ(または三の鼓)。

*6:芸者になったばかりの者。

*7:遠い昔。おおむかし。太古。また、太古から現在にいたるまでの間。

*8:律令制で、災害をうけた田の耕作者。その損害の程度に応じて租庸調を減免された。

*9:たけの短いはかま。

*10:雀野日名子による短編小説「トンコ」が存在するが、作中に登場する豚の名前ということで除外。

*11:福島県白河市にある湖。(Wikipedia)

*12:中国地方に伝わる憑き物。(Wikipedia)

*13:JMnedictによると、ぬん子という名前が出てくるが、実際の人物を確認できない。

*14:〘仏〙 禅宗で、師が古人の公案などを示し、自分の理解を述べて批評すること。拈提ねんてい。拈則。

*15:のらくらすること。また、その人。道楽者。遊び人。放蕩者ほうとうもの。

*16:秉炬という単語があるが、ネット上に信頼できる文献が見つからない。日本大百科全書(ニッポニカ)によると秉炬は「たび」と読むようである。

*17:JMnedictによると刎子という名前が出てくるが、実際の人物を確認できない。

*18:銅鑼どら状の胴をした壺。もと携行用の酒壺で、その両肩にひもを通すための耳のあるものもある。陶磁器のほか、青銅器などにも類似の器形がある。

*19:実子。本当の子。

*20:中国、明代の戸籍の一。農民・商人と匠戸に編入されない手工業者から成り、州県に属し、税役を課せられ、里甲制の基礎となった。

*21:日本の4コマ漫画家としてむんこが存在するがペンネーム(Wikipedia)であるため外した。

*22:〔中国語〕中国の田植え歌。農閑期の娯楽として中国北方の農村に流行した。秧歌おうか。

*23:人名として存在する。

*24:となりの家。

*25:ロンコジャパンという会社は存在する。

*26:歩を進めること。歩くこと。

*27:園そのと畑。木や野菜を植え育てる場所。

*28:中世、恩賞として職に任ぜられること。おんふ。

*29:仁科琴浦 にしな-きんぽ。1756-1814 江戸時代中期-後期の儒者。(デジタル版 日本人名大辞典+Plus)

*30:わずかのあゆみ。わずかな距離。

*31:中国における旧式の金融機関。

*32:おおたなんぽ【大田南畝】(1749~1823) 江戸中・後期の狂歌師・戯作者げさくしや。江戸の人。本名、覃たん。別号、蜀山人しよくさんじん・四方赤良よものあから・寝惚ねぼけ先生など。幕府の下級武士。唐衣橘州からごろもきつしゆう・朱楽菅江あけらかんこうとともに狂歌三大家といわれ、天明調の基礎を作った。学問にも通じた江戸の代表的文人。著「鯛の味噌津」「虚言八百万八伝」「一話一言」、編「万載狂歌集」「徳和歌後万載集」など。

*33:年のはじめ。年始。正月。(デジタル大辞泉)

*34:1歩の半分。また、わずかな状況の展開。(デジタル大辞泉)

*35:品質保証の略として使われることがある。

*36:界壕の内側には正方形の小城(辺堡という)が一定の間隔で配置されている。(世界大百科事典)

*37:あてもなくぶらぶらと歩くこと。そぞろ歩き。

*38:パズル&ドラゴンズのモンスターポイントの略として使われている。

*39:となり近所。近所の人々や家々。

*40:昔、節会せちえなどの際、かかとを一定の場所にふみかためながら歩く歩き方。