- the brilliant green #ブリグリ布教活動
- アーティスト: the brilliant green,川瀬智子
- 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS
- 発売日: 2000/11/15
- メディア: CD
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11thシングル『angel song -イヴの鐘-』以降、発売元がソニーレコードからデフスターレコーズに変わった。
以前の曲のレビューでAmazonの商品データの下にわざわざリリース日を併記しているのはそのためである(再発版のリンクを載せていた)。
レビュー
キーは嬰ヘ(変ト)長調に、3連8分ビート。
ブリグリは“これ”という曲には3連8分ビートをもってくることが多いと思う(『Round and Round』、『Forever to me ~終わりなき悲しみ~』など)。
非常に雰囲気がうまく作られた曲。
曲の展開がすばらしい。導入では
|Bdim7|F#|
と繰り返されるアコースティックギターのコードにアンビエントなシンセのメロディ。
その後はこれを基本としつつ展開させたコード進行に、非常に近い距離感のボーカルが乗る。
このドライな雰囲気のまま行くのかと思うと、サビで一気にサウンドは変化する。ソリッドなエレキギターの轟音に、強くかかったリバーブ。解釈が一筋縄ではいかないのがブリグリなのである。
メンバーによると当時はリバーブブームだったという。収録アルバム『Los Angeles』にもその傾向が強く表れている。
Dメロへと移行したのちに来るのは、傑作のギターソロ。
ギターソロ後にもメロが登場する。レビュー記事では何度も言っているが、単純な繰り返しに終わらず、メロディが多様に現れる曲はとても好きだ。ブリグリでは珍しくドラムソロも聴ける。
細かいところで好きなのは、ラスサビのみ入ってくるエレキのリフ。
アルバムごとにサウンドの変化するブリグリであるが、この曲も一つの転換点だと思う。前作『Hello Another Way -それぞれの場所-』のシングル版とはリバーブもギターのサウンドも異なっている。
シングルではこの作品を最後に、the brilliant greenは活動休止に入ることとなる(Vo.:川瀬智子のソロ活動(Tommy february6)のため)。