みんな! 耳コピやってるかい!?
耳コピをやると気持ちいいよな? 知らない人のために言っておくと、耳コピっていうのは音楽の演奏を聞いて楽器で再現したり譜面に書き取ったりすることなんだ。
今日は、そんな耳コピに使える便利なソフトウェアとアプリを紹介するよ!
うん、「みんなの選んだはウソ」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレタイを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、この記事を書いたんだ。
じゃあ、紹介を始めようか。
For Windows
WPAK32
この記事はこのソフトのために書かれたと言っても過言ではない。
最強にして伝説の唯一神。それがこのWPAK32。
フリーソフトであることが考えられない。
このソフトの項だけ読んで帰ってもらってもいい。しかし、帰ったらすぐにダウンロードすること。使い始めて10年以上経つが、これに代わるソフトは見つからない。
伝説となっているわけは、公式サイトが閉鎖していること。(たしか、私が使い始めたときにはすでに存在していなかったと思う。)
おそらく最終のリリースは2001年8月23日のVer. 1.09e。しかしながら、画像のように最新のWindows 10でも問題なく動作する。
安心してください。ダウンロードはこちらからできる。
作者である“神 God”MIO.H様には感謝の言葉をいくら並べても言い足りることはない。
おすすめの理由として機能を軽く紹介しよう。
再生機能
シーク(再生位置の移動)がすごく使いやすい。青色のシークバーをクリックすれば即座にその位置から再生される。キーボードの「←」、「→」キーを押せば、わずかに巻き戻し、早送りされる。もちろん、長押しすれば高速サーチも可能である。
A-Bリピートも可能。開始位置を指定し、再生ボタンを連打すれば同じ箇所を連続して聞ける。
キー・カスタマイズができる点も見逃せない。アッテネーターによる音量の調整機能も搭載している。
惜しむらくは、対応ファイルの少なさ。WAVの他にMP3に対応しているが、埋め込まれているメタデータによっては再生できない場合がある。その場合はffmpegなどを使い、メタデータを除去すればよい。しかしながら、他のファイル形式やその他の理由で再生できない場合でもWAVにデコードすればよいので、この点は問題にならない。さすがは唯一神、隙がないのである。
ソース
再生するチャンネルの指定が可能。「L」、「R」を押せば片チャンネルだけを、「L-R」を押せば、定位が中央にある音(ボーカル、キック、スネア等)を消して聞くことができる。神機能。
フィルタ
特定の周波数帯域だけを取り出して聞くことが可能。プリセットとして4種類のディジタルフィルタの詳細な設計ができる。
ピッチ
再生速度を固定したまま、ピッチの可変が可能。主としてベースの聞き取りに使われるが、その他の楽器でもピッチを変えるだけでわかるようになることがある。ボタンには表示されていないが、2オクターブ上げ(x4)にも対応している。
速度
ピッチを固定したまま、再生速度の可変が可能であり、最も重要な機能。ギターの早弾きなど、速いフレーズの聞き取りに重宝する。ボタンには表示されていないが、1/4倍速(x1/4)にも対応している。
For Android
Audipo
楽器の前など、モバイル環境でじっくりと分析的に聴きたい場合がある。そんなときは、Android対応のこのアプリが便利。
タッチパネルでは微妙なシークがやりづらい。その欠点をコロンブスの卵的に解決したのが、特許級のこの長〜いシークバー。
有料のProバージョンでしか使えない機能もあるものの、再生速度の可変(x0.25-x4.00)は可能なので、フリー版でも十分使える。
And more...
DAW
耳コピ結果の確認には、SONAR等のDAWに打ち込んでの同時再生が便利である。
Mac、iPhoneユーザーの方、紹介できずごめんなさい。
Macのアプリは、耳コピ用途に限らず有料のものが多い印象で試していません。iPhoneは持っていません。