感想
膠原病、発達障害で闘病中のさかもと未明さんの様子が、昨日(2015年11月13日)、『爆報!THEフライデー』で放送されていました。
彼女は家の中でも黒い服、手袋、帽子を着用しています。それは、紫外線を浴びると膠原病の症状が悪化するためです。全身の痛み、倦怠感でとても辛そうでした。他にも、目や口が渇くため大量にお茶を飲んだり、1日15分ステロイドを吸引したりする必要があります。
このように、番組では主に膠原病の闘病生活中心に取り上げられていました。(発達障害(ADHDとアスペルガー症候群を併発されています)についても触れられてはいます。)
ですが今回は、発達障害について思うことを書こうと思います。
連想して
はてなブログにも、発達障害であることを打ち明けている方が多数いらっしゃいますね。
そういうブログに自分は少し惹かれてしまうのです。なぜかというと、自分にも多少重なる部分があると感じるからです。
そういう感じは以前からで、それで昔、さかもと未明さんの著書『まさか発達障害だったなんて 「困った人」と呼ばれつづけて』を読みました。そして、その感じは強くなったのです。今回、この番組について言及したのはそのせいかもしれません。
今は特筆すべきことはありませんが、本を読んで変化した後の想いは以前書きました。
この本には、ADHDなら「忘れ物が多い」、アスペルガー障害(今は診断名が「自閉症スペクトラム」とされています)なら「空気が読めない」などといった典型的な症状だけでなく、走り方がおかしいといった幼少期からのエピソードがこと細かに記されています。何か生きづらさを感じている方は読まれてみてはいかがでしょうか。
念のため、対立意見についても触れておきます。
『まさか発達障害だったなんて 「困った人」と呼ばれつづけて』の共著者である星野仁彦先生は、何でも「それは発達障害だ」、「発達障害を治療すればすべて解決する」といったことを言っている印象があります(私個人の見解です)。
他にも、この本の帯に
「大人の発達障害がコンサータで劇的に改善」
と謳われていますが、日本自閉症協会・日本自閉症スペクトラム学会・日本社会臨床学会各会員である高橋秀樹氏はこの表現について批判しています。
とはいえ、発達障害者自身の生きざま、感覚を知りたい方にとっては、賛否両論を理解した上で読むにはおすすめの本だと思います。